店舗を利用する際、割引などの特典があるクーポンを利用する人の割合はどの程度か。企業のアプリ開発やマーケティング支援を手掛けるアイリッジ(東京都港区)が調査したところ、約9割が店舗利用時にクーポンを利用していることが分かった。
年代別では、若年層とシニアで利用が拡大。10代では「必ず利用する」が前回調査比で約1.5倍(30%→44%)となった。アイリッジは「物価高が続くなか、これまでクーポンを活用していなかった層も含め、『使わなければ損』という感覚が浸透しつつあると考えられる」と指摘した。
店舗で利用するクーポンの入手方法1位は「店舗の公式アプリ」(71%)で、以下「店舗の公式LINE」(36%)、「店舗の前回利用時などに手渡されたクーポン券」(30%)という結果に。
10代では公式アプリでの入手(68%)が、前回調査時から31ポイント増えた。前回調査時は手渡しクーポン券が1位だった60歳以上でも、公式アプリクーポンが36ポイント増え77%となった。紙クーポンから公式アプリへのシフトが進んでいることがうかがえる。
クーポンを受け取ったことによる利用状況の変化については、「もともと行く予定はあったが、クーポンがあることで予定より早いタイミングで店舗を利用した」(31%)、「行く予定がなかったが、クーポンがあることで店舗を利用した」(28%)と回答した人が上位を占めた。
調査は2月13〜20日、15〜69歳の男女428人にインターネットで実施した。
アプリ会員証、実は「60代」が最も活用 広がる一方で「使いにくさ」を指摘する声も
金融アプリのプッシュ通知は「若年層ほど購買につながる」 来店促進効果が高い年齢層は?
「つながらない権利」の意識高まる? アルバイトの4割が個人SNSの業務利用を問題視
デザインや操作性が良いアプリ 「Instagram」「LINE」を超えた1位は?Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング