社員育成事業を手掛けるシェイク(東京都千代田区)は、社会人歴が2〜10年目の管理職ではない正社員に、リーダーシップに関する調査を実施した。約半数が、現状の職場でリーダーシップを発揮できていないと回答した。その理由は――。
日々携わっている仕事に、好奇心や楽しさ、悔しさといった心の動きを感じる人は59.0%(「とても感じる」14.3%、「やや感じる」44.7%の計)だった。特に「新しいスキルや知識を習得したとき」(50.1%)や、「自分で試行錯誤して成果を出したとき」(48.7%)に、心の動きを感じた人が多かった。
日々の業務で行っている自主的な工夫について、心の動きの有無別に見ると、心の動きを感じる人の多くは「新しい知識やスキルをインプットする」「よりよい成果を出すために新しい方法を試す」など前向きな取り組みを行っていた。
一方、仕事に心の動きを感じない人は、「特に工夫はしていない」と回答した人が最多という結果に。「感情の動き」が、仕事に対する行動の質や工夫に影響を与えているようだ。
現状の職場でのリーダーシップを発揮する機会について、51.4%が「発揮する機会がある」とした。リーダーシップを発揮できない要因については、「自信がない」(27.2%)が最も多く、以下「仕事に対するモチベーションがない」(23.9%)、「やりたいことが見つからない」(19.6%)と続いた。
リーダーシップを発揮するために必要なこととして、「職務スキルの向上」(35.6%)、「個人の自信」(32.4%)、「仕事との向き合い方」(30.5%)が上位を占めた。
調査は4月8〜9日、従業員規模300人以上の会社の2年目から10年目の正社員、かつ非管理職層であると回答した1005人を対象にインターネットで実施した。
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