テキストによるコミュニケーションで世代間のギャップが起きている。時間割アプリを運営するペンマーク(東京都目黒区)が調査したところ、 Z世代の3人に1人が上司や先輩からの「了解。」という返信に「冷たい」印象を持っていることが分かった。
上司・先輩からの「了解。」というコメントについて、「特に何も思わない・普通だと感じる」が60.6%、「少し冷たい・事務的だと感じる」は35.9%だった。
昨今、チャットやSNSでの句点「。」の使い方が「マルハラ(マルハラスメント)」として話題になった。句点の使い方について、否定的な印象を持つ人は43.9%、「冷たい・そっけないと感じ、不安や不快感を覚える」は15.6%を占めた。
チャットでのコミュニケーションで期待することは、学生の37.6%が「丁寧な言葉遣い」といった言葉に温かみを求めた一方で、社会人の32.4%は「合理性・納得感」を重視する傾向がうかがえた。
求める理想の指導者像を尋ねると、学生・社会人ともに「相談しやすい雰囲気」が最多となり、次いで「適切なフィードバック」が続いた。
指導者から評価された言動で、好印象だったのは「感謝の気持ちを言葉で伝えてくれた」(42.3%)がトップ。次いで「自分の意見や提案を真剣に聞いて尊重してくれた」(37.8%)、「困っているときに適切なサポートやアドバイスをしてくれた」(31.5%)だった。リスペクトに基づいた行動が、Z世代のエンゲージメントを最大化させることがうかがえる。
一方、最も避けたい指導者像はどうか。学びたくない指導者については「高圧的・威圧的」が最も多く、「感情的で怒りっぽい」「指示が曖昧・矛盾」と続いた。特に、社会人では「感情的なリーダー」への拒否反応が強い傾向があった。
指導者側が避けたい言動については「理不尽な要求や指示」(41.2%)、モチベーションを下げる言葉では「なんでこんなこともできないの?」(48.9%)がそれぞれトップとなった。
調査は、594人(学生410人、社会人183人)を対象にインターネットで実施した。
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