現場スタッフの自主的な行動によって、あぶり師の売り上げに“火”がついた一方で、課題も浮かび上がってきた。ユーザーから「もっと火力を強くしてほしい」「もっと広い面をあぶれるようにしてほしい」といった声が届いているのだ。
例えば、脂の乗ったマグロはよくあぶれるが、エビはうまくあぶれない。食材によって違いがあるので、 「もっと火力を強くしてほしい」という声が上がるのも、無理はない。もちろん、会社としては、そうした声に応えるべく、第2号の開発を進めている。
火を扱うライターが、タバコから台所へ――。一見突飛に見える変化も、視点を変えれば新たな道が開ける。今回登場した“あぶり師”は、まさにそんな発想の転換から生まれた商品である。
市場が縮んでも、アイデアの火は消えない。むしろ、燃えにくい場所だからこそ、その工夫が“炎”を大きくすることもあるようだ。
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