大手企業を中心に、出社回帰が進んでいる。こうした中、リモートワーク経験者が「リモートワークに戻りたい」と思う瞬間はいつなのか。採用サイトなどを運営するビズヒッツ(三重県鈴鹿市)が調査を実施した。
「リモートワークに戻りたい」と思う瞬間1位は「通勤途中」(53.4%)という結果に。2位「人間関係に疲れたとき」(12.0%)、3位「悪天候の日」(9.6%)と続いた。「通勤途中」と答えた人からは「渋滞や電車の遅延で、通勤に時間がかかるとき」(30代女性)、「満員電車に揺られて隣の人と肩がぶつかったとき」(40代男性)といったコメントが寄せられた。
出社が再開して困ったことについては「家事育児との両立が難しかった」(23.7%)が最も多く、「体力的にきつかった」(20.7%)、「通勤が辛く感じた」(11.2%)と続いた。リモート期間中の効率の良さや時間の余裕が失われたことで、不満を感じている人が多いようだ。
リモートでできると思う仕事としては「資料作成」(44.6%)、「会議」(41.8%)が上位を占めた。回答者からは「現場作業以外はリモート可能」「発言者が限られていたり、一方的な報告が中心だったりする会議は、わざわざオフィスに集まる意味が薄い」といった声が寄せられた。
調査は4月18〜30日、リモートワーク経験者の男女502人を対象にインターネットで実施した。
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