その近くには「無断駐車禁止」と書かれた看板も。看板には「北ひろしま福祉会の私有地につき、無断駐車禁止です。駐車許可証のない車両はレッカー移動します」と書かれていた。付近には北ひろしま福祉会の本部や、運営する障がい者福祉施設「北広島コラボ」が所在する。Fビレッジ周辺の迷惑駐車が、全く関係のない施設にも及んでいると推察できた。
一通りの取材を終え、JR北広島駅へと向かおうとしたそのとき、警備員があまり配置されていない道路に1台の車が停車していた。その車から1人の男性が降り、球場の中へと消えていった。車はしばらく止まっていたが筆者に気付いたのか、それからすぐいなくなっていた。
そのほかにも、球場正面を通る道路「ボールパーク通り」にも路上駐車している車を数台発見した。そのうち1台からは、ちょうど1人の女性が降り、球場に入っていった。このように、実際に目の前で迷惑駐車が当たり前のように行われている現状が見られた。
なぜこのような問題が起きるのか。それは、迷惑駐車が相次いでいる市道が「駐車禁止区域ではない」ためである。警察による取り締まりができず、近隣住民たちは対応に頭を悩ませているのだ。一時期は100台あまりの車が駐車していたという。
その他、Fビレッジの南側を流れる輪厚(わっつ)川辺りの河川敷でも駐車が目立っている。実際、筆者が取材に向かい、取材を終えて帰ってくる際にも、川のほとりに駐車された車がずらっと並んでいた。
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