坂越工場内の食堂に立ち寄ると、「克宜さんのおごり自販機」と明示された自動販売機が目に留まった。
「『克宜』は川端克宜社長のこと。社員が2人で一緒に自販機に社員証をタッチすれば、1本無料でゲットできるんですよ。社長からのおごり−というわけです」
社内の誰とでも誘い合って、何でもないおしゃべりをする中から「何かヒントが生まれる」「いい仕事のきっかけになる」との考えだとか。1人1日1本、同じペアは週1回。より多くの仲間とコミュニケーションを取ってほしいという、社の思いだろう。
この自販機は東京の本社と赤穂の別の工場と合わせて3カ所に設置。ヒット商品はこうした社内風土から生まれるのかもしれない。(小林宏之)
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