80兆円投資のトランプ関税合意、一番損するのは「米国の一般国民」だといえる理由(3/3 ページ)

» 2025年08月07日 10時16分 公開
[古田拓也ITmedia]
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日米合意の“勝者”と“被害者”は誰か

 今回の合意は、日本側にとって一部産業での譲歩回避という成果があった一方で、80兆円の巨額投資や履行精査など、構造的なリスクを伴う。だがその影響は米国側にも及んでいる。

 「自国優先」の看板のもとで成立したディールが、結果として米国内の雇用と生活に打撃を与えているとすれば、それは米国民こそが最大の“被害者”であることを意味する。

 今後、米国内で「アメリカファースト」の実態に対する不満が高まれば、日本はより有利な条件を引き出す余地も生まれるかもしれない。関税で得た“果実”の行方をめぐって、真の勝者と敗者が誰なのかが問われるのは、これからなのかもしれない。

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