一方、楽天モバイルの契約件数が1000万回線を目前に控え、市場構造が徐々に変化している。楽天グループの三木谷浩史会長兼社長は「今のところ値上げは考えていない」と明言。動画サービスとのセットプランなども展開するが、月額約3000円で使い放題の基本プランは崩さない。
携帯電話市場は、長年、大手3社による寡占が続き、お互いの施策を追随しあう状態が続いてきた。現状維持では、存在感を高める楽天に有利になることは3社のトップは重々承知の上。それでもドコモは料金と事務手数料の双方の値上げに踏み切るという旧来通りの“横並び”を選んだ。ドコモの選択が業績に与える影響のほか、KDDIとソフトバンクの今後の動向が注目される。(高木克聡)
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