就活をやり直すなら「給与より重視するもの」は？ 25卒社員に調査：ジェイック調べ

[秋月かほ，ITmedia]

　2025年入社の新入社員のうち、「就職活動をやり直したい」と考えたことがある人の割合は？　また、もしやり直すなら何を重視するのか。就職支援事業を展開するジェイック（東京都千代田区）が調査を実施した。

ジェイックが新入社員研修の受講者に対し、調査を実施した（提供：写真AC）

就職活動をやり直すなら、何を重視する？

　66.4％が「就職活動をやり直したい」と考えたことが1回もないと回答。「1〜2回はある」が24.6％、「3回以上ある」は9.0％だった。2024年調査と比較すると、「1回もない」の割合は5.4ポイント増加しており、新入社員の就職先への満足度が高まっている傾向がうかがえた。

就職活動をやり直したいと考えたことはあるか（出所：プレスリリース、以下同）

　どのような時に就職活動をやり直したいと感じるのか。仕事内容や業務面では「入社前のイメージと今の業務内容にギャップがあると感じたとき」「したかった仕事ではないと感じたとき」「就職前に聞いていた話と就職後の業務内容の違いが大きかったとき」といった意見があった。

どのような時に就職活動をやり直したいと感じたか（提供：写真AC）

　職場の人間関係や社風面では「人との関わりが少ないと感じたとき」「『この会社自分と合わないな』と感じたとき」などのコメントがあった。待遇面では「月給を見て安いと思ったとき」「給与面に関して周りの友人よりも低いと感じたとき」、教育・研修体制では「教育体制があまり良くないなと感じたとき」「大手企業の研修制度を知ったとき」などの意見が寄せられた。

　就職活動をやり直すと仮定した際、重視するポイント1位は「仕事内容」（50.5％）という結果に。以下「給与」（40.9％）、「社風や社員の雰囲気」（28.0％）と続いた。2024年調査と比較すると「社風や社員の雰囲気」が12.8ポイント、「企業理念（ミッション）」が4.4ポイント増加。一方で、「福利厚生」は6.8ポイント、「仕事内容」は4.7ポイント減少した。

就職活動をやり直すなら、何を重視するか

　調査は7月2〜10日、インターネットで実施した。調査対象者はジェイックが提供する新入社員研修の受講者、回答者数は277人。