2025年6月に発売した2機種は、前モデルから機能や形状は引き継ぎ、外観の色のみ刷新した。
「以前から高い評価を得ていた性能は変更せず、多様化する嗜好(しこう)を踏まえて色を変えました。上位モデルの『ER-GK83』は、持ちやすさや使い勝手の良さを想起させたい意図があり、グリップ部分を色分け。一方、下位モデルの『ER-GK23』は、10代後半〜20代の若年層が好むような明るい色を加えました」
その結果、前モデルと比較して売り上げが2ケタ成長している。直近1〜2年はボディトリマーの伸びが安定的だったことから、同社の見立てでは「前年並み」か「せいぜい微増」だったが、想定よりも上回った。何が好調を牽引したのか。
「昨年までは商品の機能訴求が中心でしたが、新製品の発売に合わせて、『体毛ケアをするメリット』も同時に伝えるアプローチに変更しています。ユーザーインタビューを通じて、体毛ケアを始めるきっかけは複数あると分かりました。
傾向として多いのは、『ファッションをより魅力的に着こなすため』『ビジネスシーンで好印象を与えるため』『ボディケアの一貫として』『女性に好印象を与えるため』の4つ。こうした切り口を反映したPR記事を制作したところ、想定を上回る反響があり、購買につながっていると分析しています」
体毛ケアは、見た目の清潔感だけでなく、ムレの軽減や心地よさの向上といったメリットにも気付くことが多いという。また、同社のアンケートでは、20〜40代の女性のうち95%が「体毛ケアをしている男性に好感を持つ」ことが判明。
恋人や夫に「体毛ケアをしてほしい」と望む女性は81%にのぼる。特にケアしてほしい部位は「VIO」「脚」「腕」の順に多く、その理由として「清潔感がある」「体毛がない方が触り心地が良い」などが挙げられた。
ボディトリマーの主な購入者層は10〜20代で、次いで30代、40代が続く。利用者の満足度は96.6%(満足59.8%、どちらかというと満足36.8%の合計)と高く、「VIOに使える」「安全カット構造」「本体、刃まるごと水洗い可能」といった点が魅力だと認識されているそうだ。
コクヨ「大人のやる気ペン」が人気 約1万円でも売れる“共感の理由”
ファミマ「初サングラス」が大ヒット 3週間で完売した理由
「寄せて上げて」はもう古い? ユニクロやファミマが変える“下着の常識”
「男性用のレース下着」なぜ人気なのか ワコールが販売して分かったことCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング