経済同友会の新浪剛史代表幹事は3日の記者会見で、購入したサプリメントに違法の疑いがあるとして警察の捜査を受けた問題を巡り、「グレーの認識はまったくない。100%大丈夫との認識を持っていた」と述べ、潔白を主張した。新浪氏は1日付でサントリーホールディングス(HD)会長を辞任した一方、代表幹事の進退については同会に委ねる考えを示している。「居座るという認識ではない」と語った。
新浪氏は「私は法を犯していない。潔白だ」と強調し、「警察から事情聴取された会長や社長は、(例外なく)辞めないといけないのか」と訴えた。サントリーHD会長を辞したのは、同社がサプリを取り扱っており、ガバナンス(企業統治)の観点を考慮したためだという。
新浪氏はサントリーの米国市場の開拓など海外展開を強化しており、今回の疑惑について海外メディアに対しても会見を開き、説明する考えも示した。
「私が今までやってきたことは『日本は異常な国じゃない』と。『異常だ』と外からみられるなら、それを説明し、日本でもそうではない国になっていかないと」と述べ、「普通の国になっていくことを、LGBTQ(性的少数者)から、やってきたつもりだ。海外メディアにしっかり説明したい」と語った。
新浪氏は令和5年4月に代表幹事に就任して以降、LGBT理解増進法の制定を訴えるなどLGBT問題に対する取り組みに力を入れてきた。
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