都は16日、令和7年の都内の基準地価(7月1日時点、1291地点)を公表した。都内全域の住宅地や商業地、工業地を含む全用途で前年比7.7%上昇し、13年連続でプラスとなった。都財務局は「緩やかな景気回復など直近の経済状況を反映し、引き続き堅調な伸びを示した」と分析している。
住宅地で1平方メートル当たりの最高額は7年連続で「港区赤坂1―14―11」で643万円。2位は「千代田区六番町6番1」(510万円)、3位は「千代田区三番町9番4」(405万円)と続いた。
23区全域での上昇率は8.3%で前年(6.7%)から上昇幅は拡大。上昇率が最も高かったのは港区(前年9.2%)と目黒区(前年9.6%)の13.7%で、台東区の13.4%が続いた。都の担当者は「利便性が高く住環境に優れた都心区や、その隣接地域の需要が高い」とする。
多摩地区全域の上昇率は3.5%となった。26市2町がプラスとなり、奥多摩町と檜原村は横ばいだった。市町村別で上昇率が最も高かったのは国立市の8.0%(前年6.2%)で、立川市の6.8%、調布市の6.4%が続いている。
「年収700万円」の人が住んでいるところ データを分析して分かってきた
サザエさんの家の価値は? 昭和と令和の“間取り”が示す時代の変化copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.
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