出社は“信仰”? 若手が始めた「コーヒーバッジング」という抵抗「キレイごとナシ」のマネジメント論(1/4 ページ)

» 2025年09月17日 08時00分 公開
[横山信弘ITmedia]

「キレイごとナシ」のマネジメント論

常に目標を達成させる「常勝集団」をつくるために、キラキラしたビジネスtipsは必要ない。組織マネジメントを専門とする横山信弘氏が、本質的なマネジメント論を「キレイごとナシ」で解説する。

 なぜ出社することがそんなに重要なんだ……。

 在宅ワークで十分な成果を出しているのに、管理者たちは「オフィスにいないと仕事をしているか分からない」と決めつける。コロナ禍で一度は定着したリモートワークが、今度は「出社回帰」の名の下に否定されている現状がある。

「コーヒーバッジング」とは?(ゲッティイメージズ、以下同)

 こうした状況に対抗するためか、米国のホワイトカラー層で「コーヒーバッジング」という静かな反抗が広がっている。成果主義を掲げながら、実際には「見た目」で判断する管理職に疑問を抱く若手社員が増えているのだ。

 そこで今回はコーヒーバッジングの実態と、若者の心理について解説する。部下育成や組織運営に悩む管理職は、ぜひ最後まで読んでもらいたい。

著者プロフィール・横山信弘(よこやまのぶひろ)

企業の現場に入り、営業目標を「絶対達成」させるコンサルタント。最低でも目標を達成させる「予材管理」の考案者として知られる。15年間で3000回以上のセミナーや書籍やコラムを通じ「予材管理」の普及に力を注いできた。現在YouTubeチャンネル「予材管理大学」が人気を博し、経営者、営業マネジャーが視聴する。『絶対達成バイブル』など「絶対達成」シリーズの著者であり、多くはアジアを中心に翻訳版が発売されている。


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