動画広告といえば、これまでテレビCMの代替として、認知獲得を目的に使われるイメージが強かった。しかし、「Amazon EchoでAlexaに話しかける」「Prime Videoで動画を観る」「Fire TVでストリーミングサービスにアクセスする」「Prime Musicで音楽を聴く」「Twitchでライブ配信を視聴する」「Amazon.co.jpで買い物をする」など、私たちの生活の中でさまざまなタッチポイントを持つAmazonでは、動画広告の持つ意味合いも異なる。
広告主は多様なタッチポイントが生み出すシグナルを活用して、広告の出稿場所やタイミングを最適化できる。認知獲得から比較検討、そして購買に至るまで、動画広告だけで全てのファネルを網羅する。
「動画は、バナーやテキスト広告とは違い、音やシズル感を伝えることができ、没入感や臨場感も生み出せる。『エンゲージメントからコンバージョンまで』、これこそがわれわれの考える動画広告の未来だ」と語るのは、Amazon Ads カントリーマネージャー 石井哲氏である。
ここでいうコンバージョンとは、何もAmazon.co.jpでの購入だけではない。サブスクリプションサービスの登録でもいいし、資料請求でもいい。あるいは店舗への来訪だってコンバージョンになり得る。事実、Amazon Adsの広告主には、Amazon.co.jpで出店していない事業者も多数いるという。
そして、このようなAmazon Adsのフルファネル戦略を支えるのが、多彩な広告フォーマットである。Amazonが調査したところ、単一のフォーマットだけでしか広告出稿しなかったときと比べると、複数の広告フォーマットを掛け合わせたほうが「ブランドリフト+182%、検討促進+56%、購入率+176%、新規顧客獲得+230%」という明らかな相乗効果を示す結果が得られた。
他にも、ある広告主の場合、Prime Video広告→スポンサー広告→Amazon DSPの順で接触したユーザーは、スポンサー広告だけを出稿した場合に比べ、購買率が約10倍になったというデータが出た。これこそが最も投資対効果の高いルートだと言えるのだ。
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