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「好奇心屋になる」──コクヨが創業120年でリブランディング 社長が語る思いとは

» 2025年10月02日 13時51分 公開
[ITmedia]

 コクヨは10月2日、リブランディングに関する発表会を開催した。2025年10月に創業120年を迎える同社が掲げる新たなコーポレートメッセージは「好奇⼼を⼈⽣に」。同社の黒田英邦社長は「我々は今後“好奇心屋”になる」と話す。

 好奇心を売っていく──どういうことなのか。

コクヨ、「好奇心屋」へリブランディング どういうことか

 同社は1905年に和式帳簿の表紙を製造する「黒田表紙店」として開業。その後文具、オフィス家具、通販と事業を広げてきた。

 今回、同社がコーポレートメッセージの中核に掲げるキーワードが「好奇心」である。

 黒田社長は「『学びたい』『暮らしたい』『働きたい』といった好奇心持つ人々が、協働することで『働き合い』『暮らし合い』『学び合い』に変化する」と話す。同社の事業全体を通じて、好奇心を持つ人々がつながる場の提供をサポートしていく。

 「好奇心は競争を生まない。他者へのリスペクトを生むものだ。広がりを見せる社会の分断、個人主義の拡大に対抗できるのは好奇心であり、社会を良い方向へ動かす可能性を秘めていると考えている」(黒田社長)

リブランディングの概要(プレスリリース)

 今回のリブランディングで、新しいブランドロゴを発表した。

 こだわりは「K、K、Y」3文字の斜めのラインだという。このラインを594度(コクヨ)にそろえた。

新しいロゴ(プレスリリース)

 「好奇心を人生に」というメッセージを言葉だけでなく、体感してもらうことを目的に短編映画を3作制作した。『Love Letter』『キリエのうた』などを手掛ける岩井俊⼆監督、Netflix『三体』の1・2話を手掛ける香港出身の映画監督 デレク・ツァン氏など、3人の映画監督をキャスティング。日本、中国、米国を舞台にした作品を撮影し、本日からYouTubeにて公開している。

岩井俊⼆監督が手掛けた短編映画(プレスリリース)

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