客室では、北欧の自然をイメージした「ノルディック・ヒュッゲルーム」や優美な宮殿の一室を表現した「アラビアン・ミラージュルーム」など、非日常の世界観に浸ることができる期間限定のテーマルームを用意した。
リブランドに踏み切った背景には、舞浜エリアでのホテル間競争の激化がある。周辺地域では、ホテルの開業やリニューアルが相次ぎ、来年も大規模ホテルの開業が予定されている。各社が生き残りをかけて戦略の見直しを迫られている状況だ。
鈴木裕樹総支配人がリブランドまでの18年間で「育てきれなかったマーケット」として挙げ、取り込みを狙うのが、活動的な生活を送る中高年層やインバウンド。経済的な余裕がある中高年層では、ホテルでの滞在そのものを楽しむことを目的に訪れる宿泊客が増えているという。
大幅に設備を刷新するのではなく、リブランドという形で認知度向上を図るとともに、強みである質の高い食事メニューやきめ細かいおもてなしにさらに磨きをかけ、競争に打ち勝ちたい考えだ。鈴木総支配人は「ホテルライフをゆっくりと楽しみたい層の方々に適したホテルで、誰にとっても快適な場所を目指す。リブランドすることによって、幅広くお客さまをお迎えしていきたい」と意気込んだ。(松崎翼)
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