国内シリーズは累計で120万部を超えるヒットとなっている。その好調の理由はどこにあるのだろうか。
「そのエリアや県、街の魅力を、ガイドブックを通して再発見できること。また『地球の歩き方』らしく歴史や文化をしっかり紹介し、さらに読者から寄せられた口コミや雑学ネタも盛り込んでいる。そのため、通常のガイドブックにはない『旅辞典』として活用できる点が評価されているのではないか」と由良さんは分析する。
「その地域の人なら、一家に一冊持っておきたい」と思う内容になっており、実際に「家族にプレゼントした」という声もよく聞くという。『杉並区』については、以前杉並区に住んでいた人や、実家が杉並区にあるため購入して実家に送った人もいて、プレゼント需要も高いようだ。
2026年3月には、『新潟県』の発売も予定している。「新潟県は神社の数が日本一で、歴史やグルメなど、まだあまり知られていない魅力が多い県である。全30市町村を網羅し、お国自慢もふんだんに盛り込んでいる」と由良氏は話す。
次に選ばれる地元愛の強い地域は、どこになるのか。シリーズの展開から目が離せない。
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