30日午後に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開幕する国内最大の車の祭典「ジャパンモビリティショー」で、日産自動車は大型ミニバン「エルグランド」の新型車を公開する。発売は2026年夏の予定で、全面刷新は10年以来16年ぶりとなる。車の顔に相当するフロントグリルのデザインは、日本の伝統工芸である「組子」をモチーフとしており、同社は「圧倒的な存在感」とアピールする。トヨタ自動車の「アルファード」の“独り勝ち”ともいえる高級ミニバン市場にどの程度、切り込めるかが注目される。
29日の報道陣向けプレゼンテーションで日産のイバン・エスピノーサ社長は、新型エルグランドについて「日産の将来のビジョンを反映した車。車内空間は洗練され、安らぎを得られる」と話した。
エルグランドには、エンジンで発電してモーターを動かして走行する日産のハイブリッドシステム「eパワー」の第3世代を搭載。「力強く滑らかな加速で、上質な走りを提供する」としている。さらに、4輪それぞれの駆動力を制御し、コーナーリングなどで安定した乗り心地を実現するシステムも搭載し、運転する楽しさも追求したという。価格は未公表。
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