業績をけん引したのが古着を中心とするリサイクルショップの「2nd STREET(セカンドストリート)」である。もともとは別会社が運営していたが、2010年に完全子会社化した。
セカンドストリートは近年のリユース市場の拡大とともに、店舗網を広げ、古着ブームや古着に対する抵抗感の低下も追い風になった。直営店が中心でありながら、店舗で買い取った商品をその店舗で売る「地産地消」を基本としており、個店ごとに特徴がある点も消費者の支持を集めている。
店舗巡りをする消費者もいるなど、掘り出し物を探す楽しさも提供する。古着屋とはいえ安いものだけでなく、10万円ほどする革ジャンや貴金属類などの高額品も取り扱っている。
同社の2025年3月期決算を見ると、セカンドストリート関連の商材が全体の4割超を占める。ゲオが得意とするメディア系商材の売り上げは2割ほどで、祖業のレンタルにいたっては10%に満たない。ゲオはレンタルから、何でも扱うリユース業態に変革したわけだ。
ブックオフグループHDは1990年に古本屋のブックオフとして開業し、翌年からチェーン展開を始める。ブックオフが成功した理由は、入りづらい街の古本屋をコンビニのような明るい店舗にしたことにある。
一般的に古本屋といえば、特定のジャンルに強みを持つ店が多く、品ぞろえも店舗によってまばらだ。また、長時間の立ち読みが嫌がられる場合もあった。一方でブックオフは駅前などに入りやすいコンビニのような店舗を構え、立ち読みも受け入れた。駅前など目立ちやすい場所に出店したことで、新品に近い古本も仕入れられるようになり、チェーン展開が好循環をもたらした。
だが、書籍市場の縮小が古本市場を襲う。1990年代に2.5兆円超あった出版市場の規模は2024年時点で紙媒体だけだと1兆円ほど。主な要因は電子書籍の普及や娯楽の多様化による雑誌売上の減少だ。
しかしブックオフはゲームやDVDにも商材を広げた。
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