世界で注目されている最新のAI技術はなにか。アウンコンサルティング(東京都千代田区)が40の国と地域におけるAI関連の検索キーワードランキングを発表した。7月から10月の検索トレンドでは、画像・動画生成分野に注目が集まり、画像の生成や編集を可能とする「Nano Banana」が40カ国と地域全てでランクインした。
2位以降は、AIを搭載したブラウザ「Comet」が27カ国、動画の生成を可能とする「Sora」が19カ国、AIモデルごとに画像の比較などを可能とする「LMArena」が18カ国で続いた。
「Nano Banana」は、Googleが8月26日に公開した画像の生成、編集を可能とするAIモデル「Gemini 2.5 Flash Image」の開発コードネームだ。同社によると、以前のモデルと比較して、人物の一貫性や自然言語による編集能力が飛躍的に向上し、シンプルなプロンプトで高度な画像生成を高速で行えるようになったという。
「Comet」は、Perplexity AIが7月9日にリリースしたAIエージェント搭載型の次世代Webブラウザ。Webサイトの情報検索や要約に加え、画面操作や入力などのタスク実行ができる。10月22日にはOpenAI社がChatGPTを搭載したWebブラウザ「ChatGPT Atlas」を公開するなど、各テック企業によるブラウザへのAI機能搭載が進んでいることが分かる。
「Sora」はOpenAIが提供する画像・動画・音声などを統合的に生成できるマルチモーダルAIモデル。9月に「Sora 2」へのアップデートが公開され、動画生成分野において、秒単位での細かい設計や編集機能に加え、最大25秒の動画生成時間の延長など大幅に進化させた。中でも話題となった「カメオ機能(Cameos)」では、ユーザー自身や家族、友人の顔や声を撮影・録音し登録することで、動画内に登場させることができる。
一方で、著作権や肖像権の侵害が問題となったことから、写真や音声などを利用する際、権利者による事前の許可を必要とする「オプトイン方式」への変更や、キャラクターを使った生成の際、権利者による詳細な制御を可能とする機能など、段階的な実装・改善も進められている。
日本、台湾、香港における検索キーワードランキングでは、「フィギュア」「公仔(フィギュア)」を含む検索キーワードがランクインした。画像生成AIを活用して写真やキャラクターをフィギュア化する技術が人気を集めており、SNS上では自己表現や趣味として楽しむ様子が目立つ。
アニメやゲームキャラクターの造形文化が、フィギュア画像生成への関心を広げる背景となっているが、実在するキャラクターや企業ロゴを含む生成物が問題視されるケースも増えている。
本ランキングは7月16日〜10月13日、世界40カ国・地域を対象「AI」に関連したGoogle検索のキーワードを元に作成した。
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