従業員のエンゲージメント(会社への愛着心、信頼感、貢献意欲)低迷に悩む企業は少なくない。こうした中、注目されているアプローチが、自身の仕事を再定義する「ジョブ・クラフティング」だ。筑波大学で組織行動論、人材開発論を研究する池田めぐみ助教は、ジョブ・クラフティングの意義と具体的な実践法について講演した。
本稿は、従業員体験(EX)管理ソフトウェアなどを提供するクアルトリクス(東京都千代田区)が11月10日に開催したイベント「Qualtrics EX Conference 2025」の講演内容を、一部抜粋して紹介する。
企業がエンゲージメント向上に注力すべき理由は明確だ。エンゲージメントの高い従業員は、組織の成長に直結する行動を示すからである。エンゲージメントが高い層は、低い層に比べてハイパフォーマー比率や生産性が高い。他者支援行動も活発で、組織全体の活力向上に寄与するという調査結果もある。
しかしクアルトリクスの調査によると、日本企業の多くが「エンゲージメントのスコアが停滞している」という。同社の市川幹人氏は、キャリア開発やパーパス経営といった施策は確かに重要であるものの、明確なエンゲージメント向上にはつながっていないと指摘する。
「会社の上層部がどんなに素晴らしい施策を打ち出したとしても、従業員の一人一人が向き合っている日々の仕事に対して、面白さ、関心、やりがいが感じられなければ響かないのではないか」(市川氏)
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