サブウェイ以外の外食事業も堅調だ。期間内のすべての月で、主要業態の既存店の売り上げが前年を上回っている。
居酒屋では、他チェーンの店舗数減少により、「三代目鳥メロ」や「ミライザカ」へ宴会需要が集中し、業績を押し上げた。三代目鳥メロでは主力商品「清流若どり もも一本焼き」の価格を100円引きの878円へと値下げ。味の向上とリーズナブルな価格の両立が評価されている。
焼肉業態では、リーズナブルな価格設定や特急レーンによる食事の提供といったエンタメ性が支持されている。「焼肉の和民」では、主力の「ワタミカルビ」を10月30日から657円から547円へと値下げし、より手頃な価格を追求したことも好評だ。
これらの居酒屋や焼肉では出店をあえて抑えつつ、メーカー品の使用を極力減らして手作りへ切り替え、品質向上に注力している。その結果、サービスレベルが向上し、初めて“外食全店クレームゼロ”の週も出たほどだ。これが人気の下支えとなっている。
アメリカンレストラン「TGIフライデーズ」は、出店候補地の確保が課題だったが、8月8日に既存店の半分規模となる小型店を横浜市内にオープン。8〜9月の累計の売り上げは予算比135%で、この成功を受けてフランチャイズ(FC)募集も開始するほどの好調ぶりだ。
「サブウェイ」「宅食」注力で大胆に“チェンジ” ワタミが進める居酒屋→健康シフト
「サブウェイ」再浮上なるか ベタ惚れしたワタミが全てを賭けるワケCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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