忘年会ではOKでも、新年会で「やってはいけないノリ」とは?「キレイごとナシ」のマネジメント論(2/5 ページ)

» 2025年12月15日 08時00分 公開
[横山信弘ITmedia]

忘年会と新年会の開催率の違い

 年末年始は忘年会、新年会のシーズンである。お歳暮や年賀状などは古い習慣で、もうやめようと取り決める会社も増えている。しかし忘年会や新年会は、まだまだ開催する企業も多い。

 忘年会の目的は「としわすれ」だ。その年の慰労が目的として催される。一方新年会は、今年1年を景気よくスタートしたいという思いから催される。新年の挨拶や方針発表なども行われることが多い。

 私個人としては、「終わり」より「始まり」に気持ちを入れたいため、忘年会よりも新年会を重視する。しかし世間はどちらかというと、忘年会のほうが開催される率は高い。参加者も多くなる傾向があると思う。これは年末年始における飲食店の売り上げデータからも顕著だ。

 では、なぜ忘年会のほうが人気なのか?

 理由は簡単だ。忘年会は「無礼講」だからである(基本に、だが)。

 普段は言えない不満を吐き出せる、上司にも気兼ねなく話せるといったように、忘年会はストレス発散の場として機能している。一方新年会は、経営陣からの訓示があったり、今年の目標発表があったりする。どうしても堅苦しくなりがちだ。

 だからこそ、新年会では忘年会とは違う振る舞いが求められる。

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