忘年会ではOKでも、新年会で「やってはいけないノリ」とは?「キレイごとナシ」のマネジメント論(5/5 ページ)

» 2025年12月15日 08時00分 公開
[横山信弘ITmedia]
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新年会で気を付けるべき3つのポイント

 それでは、今年の忘年会、新年会をどう開催すべきか。幹事やマネジャーが気をつけるべきポイントを3つにまとめよう。

  1. 1次会で終わらせる
  2. 前向きな話題に絞る
  3. 幹事は上長が担う

 第1に、新年会は1次会で終わらせることだ。

 できる限り、1次会でスッキリ終わらせる。新年会そのものは盛り上がっていいが、予定した時間で終わらせるのだ。

 幹事は、事前に「今日は1次会で終わりです」と宣言しておこう。可能であれば、「部長や課長の皆さんも2次会に行かず、まっすぐ帰宅してください」と釘を刺す。

 第2に、新年会では前向きな話題に絞ることだ。そのためにも幹事が率先して、「今年はどんなことに挑戦したいですか?」と話題を振ろう。そうすれば、自然と前向きな雰囲気になるはずだ。

 第3に、幹事は上長が担うこと。

 「新年会は19時から21時まで。2次会はなし」

 「今年のチャレンジ目標について、話してください」

 こんなことをビシッと言えるのは上長しかいない。忘年会の幹事は若手が担ってもいいが、新年会はプロデュース能力の高い役職者に任せたほうがいいだろう。

 忘年会はともかく、新年会は「メリハリ」が必要だ。

 忘年会は1年の疲れを癒す場。しかし新年会は、今年1年のスタートを祝う場だ。ダラダラ飲み続けるのではなく、スッキリ終わらせるべきである。

 もうすぐ年末年始を迎える。今年の忘年会、新年会では、是非この違いを意識してもらいたい。

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