財務・経理部門が気を配るべきことの一つに、コストの定期的な削減努力があります。例えば、使っていないツールに対しての利用料、地代などの見直しは、経営者からだけではなく、財務・経理部門からも積極的な発言が望まれます。
ここでは、生成AIが過去3カ月分の試算表データから、コスト削減に関するアイデアを出すプロンプト例を紹介します。
【プロンプト例】
# 指示文
以下の #データ は、過去3カ月の試算表の内容です。この#データ から、コスト削減の余地があると思われる会計項目を抜き出し、なぜ削減の余地がありそうと思ったかその理由を示してください。
単年、単月分のデータからも生成AIは推論してくれますが、複数の時系列のデータを入力することで、項目ごとの増減や売り上げとの関係に着目してデータを分析してくれます。より的確な意見をもらうためにも、最低でも3カ月(3年)程度のデータをインプットして聞いてみましょう。
達成したい目的が、「本年度のコスト削減」なのか「3〜5年後の利益最大化」なのかによって、打ち手の着目点が変わります。例えば、研究開発費に対して、本年度のコスト削減を第一の目標にするのであれば対象になりますが、3〜5年後の利益最大化を目指すのであれば、投資すべき項目ではないか? となります。
このように、できるだけ達成したい経営の目的を明記することで、よりあなたの会社の文脈に沿った回答を返してくれるでしょう。
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