「今やりたくない」が無限ループ…… 先延ばしの悪循環から抜け出す、最初の一歩とは(1/5 ページ)

» 2025年12月29日 08時00分 公開

この記事は、『科学的根拠で 先延ばしグセをなくす』(ニルス・ソルツゲバー著、弓場隆訳、かんき出版)に掲載された内容に、かんき出版による加筆と、ITmedia ビジネスオンラインによる編集を加えて転載したものです(無断転載禁止)。


 嫌なことをやらなければならないとき、人はネガティブな感情を抱くが、タスクを先延ばしにすると罪悪感が加わり、その感情は余計に強くなる。著述家のニルス・ソルツゲバー氏は「先延ばしを克服するには、そうしたネガティブな感情を受け入れる必要がある」と言う。

 ソルツゲバー氏が執筆した『科学的根拠で 先延ばしグセをなくす』より、最初の「嫌だ」を受け流し、やらなければならないタスクを実行する方法について解説する。

出所:ゲッティイメージズ

先延ばしは、ネガティブな感情を生む

 先延ばしグセは、感情と密接な関係がある。

 やるべきだと分かっていながら、それでも先延ばしにしたときのことを思い出そう。次のような感情が、頭のなかを駆け巡っていたのではないだろうか?

「今、それをしたくない」

「すぐに、取りかからなくてもいい」

「明日になれば、きっとやる気が出るはずだ」

 これらの抵抗は、気が滅入ることを遠ざけ、ネガティブな感情を避けたいという衝動に由来する。

 そして先延ばしにしているという事実は、ネガティブな感情を生み出す。すなわち、恐怖、不安、不満、不快、退屈、困惑である。こういうネガティブな感情を経験するたびに、それらの感情をやわらげたいという衝動が起きる。

 では、そのためにあなたが選択する方法は何か? そう、やるべきことを先延ばしにすればいいのだ。

 やれやれ、ホッとした。これでひと安心だ。あなたは面倒なことに取り組まずに済んだので、気分が良くなる。だが、それはいつまで続くのだろうか?

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