プロンプト作成で押さえるべき3つのポイント【頭がいい人のChatGPT&Copilotの使い方】(4/4 ページ)

» 2026年01月01日 06時00分 公開
[橋本大也ITmedia]
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文章生成とデータ分析を意識して使い分ける

 ChatGPTは文章を生成するLLM(Large Language Models)の機能と、Pythonを使ってデータ分析をする機能があります。LLMとは簡単に言うと、大量のテキストを学習して、文章を作ったり、質問に答えたりする人工知能のことです。

 2つの機能は統合されていて、どちらもプロンプトの言葉で指示をできます。このシームレスなインタフェースは便利なのですが、混乱も招きます。

 例えば、計算式を渡したとき、ほとんどの場合は、データ分析機能が呼び出されて、正しい計算結果が出力されますが、まれに計算をLLMのみで行おうとして間違った計算結果を出すことがあります。

 LLMは一般的な文章のパターンを出力しているだけですから、近い数字が出るかもしれませんが、間違った結果を出すことがほとんどです。

 あるいは、アンケート結果の文章データと「このお客さまの声を集計して」と頼んでみてください。

 ちゃんとデータ分析機能が起動したという表示が出ればよいのですが、出ない場合はLLMがいいかげんに処理をしています。件数が少ないとLLMでもうまくいくこともあるのですが、件数が多いと集計の数が間違っている可能性があります。

 あるいは、テキストファイルを与えて「この中に東京という単語は何度登場しますか」と聞くと、LLMではカウントを間違う可能性があります。

 計算やプログラム処理が必要な作業をさせたいときには、プロンプトに「Pythonを使って」というような指示を追加するといいでしょう。

著者プロフィール:橋本大也(はしもとだいや)

デジタルハリウッド大学教授兼メディアライブラリー館長。多摩大学大学院客員教授。早稲田情報技術研究所取締役。ブンシン合同会社CEO。翻訳者。IT戦略コンサルタント。

ビッグデータと人工知能の技術ベンチャー企業データセクション株式会社の創業者。同社を上場させた後、顧問に就任し、教育とITの領域でイノベーションを追求している。

デジタルハリウッド大学大学院では「テクノロジー特論 Bデータ」、多摩大学経営大学院で「先端テクノロジー・マーケティングイノベーション」を教える。

ChatGPTをはじめとする生成AIをテーマにした講演依頼が殺到。SNSでは常に最新情報を発信している。2024年1月デジタルハリウッドで生成AI教育プログラムを開発するブンシン合同会社CEOに就任し、生成AIの活用を教える「プロンプト・エンジニアリング・マスターコース」を創設し、自ら主任講師として教鞭をとっている。その他に、洋書を紹介するブログを運営しており、『WIRED』日本版などのメディアに書評を寄稿している。

著書に『データサイエンティスト データ分析で会社を動かす知的仕事人』(SBクリエイティブ)、『英語は10000時間でモノになる 〜ハードワークで挫折しない「日本語断ち」の実践法〜』(技術評論社)、訳書・共著に『アナロジア〜 AIの次に来るもの〜』(早川書房)、共著に『ブックビジネス ウェブ時代の新しい本の生態系』(実業之日本社)などがある。


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