「いきなり!ステーキ」はどこへ向かうのか 焼き台をなくした新店舗に、創業者ポスターがなかった理由インタビュー劇場(不定期連載)(3/5 ページ)

» 2026年01月11日 08時00分 公開
[土肥義則ITmedia]

課題はピーク時

土肥: 座席数が50→38席になったということは、15%ほど減っているわけですよね。ということは、売り上げも15%ほど減少することになる。このへんのことは、どのように考えていますか?

新店舗に導入した「スチームコンベクションオーブン」

一瀬: 従来の焼き台をなくして、オーブンを導入しました。その結果、1時間当たりの調理効率が向上するんですよね。

 焼き台の場合、1枚焼くごとに温度が下がって、再び温度を上げるまでに時間がかかってしまう。温度計やタイマーを使って管理していたものの、最終的にはスタッフの感覚に頼る部分がありました。

 こうした課題を解決するために、新店舗ではオーブンを導入しました。最大の特徴は「260度を常に保てる」こと。肉の厚みをそろえれば、あとは時間を管理するだけ。1食当たり3〜4分なので、効率よく調理できるんですよね。

 あと、DXにも注力しました。お客さまは入店して、パネルで注文する。食事をして、セルフレジで会計を済ませるので、ピーク時の店内滞留を削減できると思っています。

 空いた席に、次のお客さまをいかに早く案内できるか――。ここに大きな課題があって、従来の店舗では、ピークタイム時の稼働率が60〜70%に落ち込んでいるんですよね。

土肥: お客の立場からすると「あそこの席は空いているのに、なぜ案内してくれないのか」とイライラしちゃいますよね。

骨付きリブロース

一瀬: 50席あっても、稼働率が70%であれば、35席ですよね。60%であれば、30席にまで落ち込んでしまう。繰り返しになりますが、新店舗ではオーブンを設置して、DXを導入しました。効率を高めることで、稼働率を100%にできれば、どうなるか。38席なので、従来店と変わらない収益を見込めるのではないかと思っています。

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