サントリーは1月13日、2026年のビール事業方針を発表した。10月の酒税改正に向けて、主要4ブランドのマーケティングを強化する。
プレミアム価格帯の「ザ・プレミアム・モルツ」、スタンダード価格帯の「サントリー生ビール」「パーフェクトサントリービール」は2025年に大幅リニューアルを実施した。エコノミー価格帯の「金麦」は2026年10月以降、麦芽比率を50%以上に引き上げ、ビールとして販売する。
1月1日に就任した西田英一郎社長は「会社人生の多くの時間をビール事業にささげてきた。ビールには非常に強い思い入れがある。10月に控える酒税改正という大きな節目で、ビールカテゴリーを飛躍的に成長させる、それこそが私の使命だと考えている」と意気込んだ。
「ザ・プレミアム・モルツ」「同 〈ジャパニーズエール〉香るエール」「同 マスターズドリーム」の3商品は、2025年12月下旬以降、順次リニューアル発売した。
ザ・プレミアム・モルツは、金色のパッケージを紺色に刷新。うまみに関わる成分の引き出し方を進化させ、「深いコク」と「心地よい余韻」を実現させたという。
パッケージ変更の理由について常務執行役員の多田寅氏は「青は、すがすがしく爽やかで、スッキリとした開放感がある色だという声をお客さまからいただいた。新しいビールの定番を目指し、思い切って青にした」と説明した。
リニューアルの背景として、ビールの飲酒シーンの変化がある。サントリーの調査によると、1本の缶ビールを飲み切る平均時間は2019年の約15分から、2024年には約30分へと倍増した。
食事や会話を楽しみながら飲むケースに加え、テレビやゲームなどを楽しみながら飲む「ながら飲み」が増えているのではないかと同社は分析。短時間で飲み切るのではなく、ゆったりと楽しむビールとして価値を打ち出す狙いだ。
2025年の販売実績(数量ベース)は前年比93%と減少したが、リニューアルに加え、2026年3月からはグラスのプレゼントキャンペーンなどを実施し、巻き返しを図る。
サントリー「金麦」がビールに 価格帯はそのまま、狙いは?
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