靴磨きが開発のきっかけ? 累計出荷300万個突破、花王の「洗面台専用洗剤」がヒットしたワケ(3/4 ページ)

» 2026年01月15日 05時00分 公開
[米倉志保ITmedia]

開発のヒントは「スティック型靴磨き」

 洗剤とスポンジを一体化させた構造のヒントとなったのは、スティック型の靴磨きだ。毎日履いて汚れやすい靴を、手を汚さず、1本でさっと手入れできる。その利便性を洗面台掃除にも応用できないかと考えたという。

使用イメージ

 開発には約2年半を要した。最大の難所は「押した時だけ洗剤が適量出る構造」だったという。本体を振っても液漏れせず、洗面ボウルに押し付けた時だけ泡が出るよう、調整を重ねた。本体は洗剤を詰め替えて繰り返し使えるため、スポンジの耐久性にもこだわった。

詰め替えも販売している

 サイズをあえて小さめにしたのも工夫の一つだ。掃除道具を人目のつかない場所にしまう家庭も多い。化粧品や歯ブラシなどと並んで、洗面台収納に収まるサイズにすることで「いつでもすぐ手に取れる場所に置ける」設計とした。

 洗顔や歯磨きのついでに掃除できるため、購入者からは「すぐに手に取れて手軽に掃除が始められるのが良かった」「歯磨きの流れで掃除する感覚に変わった」といった声が寄せられたという。

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