モラルライセンシングとは「良いことをしたから、悪いことをしても許される」と無意識に思い込んでしまう心理現象である。道徳的な実績が、後の不道徳な行動の免罪符(ライセンス)になってしまう状態のことだ。
簡単に言えば「頑張った自分」へのご褒美として、普段は我慢している行動に手を出しやすくなるということだ。本人の中では「これくらいは問題ない」という自然な感情が起きる。そのため、自分が矛盾した行動を取っていることにすら気付かない場合が多い。
身近な例で考えてみよう。
いずれも「良いことをした」「努力した」という事実が、「少しくらい横着してもいい」と思い込ませている。本人の感覚では合理的な判断だ。しかし冷静に見れば、本来の目的とは真逆の行動を取っている。
注目すべきは、本人がこの矛盾にほとんど気付かないことである。「頑張ったのだから少しくらい崩しても問題ない」という感覚は、非常に自然に思える。その自然さこそが、この心理現象の怖さなのだ。
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