「初任給40万円」という言葉が、ビジネスニュースをにぎわせている。2025年11月、サイボウズ(東京都中央区)が2027年卒の初任給をビジネス職40万円(前年比約25%増)、エンジニア職43万円(同19%増)に引き上げると発表した。
不動産大手のオープンハウスグループ(東京都千代田区)も、営業職の初任給を現行から4万円上乗せした40万円に増額し、さらに入社支度金30万円を支給する方針を打ち出した。初回の給与支給日に、実質70万円を手にする計算だ。
産労総合研究所(東京都千代田区)によると、2025年度に初任給を引き上げた企業は72.0%に達し、前回調査(75.6%)から3.6ポイント低下したものの、1997年度以降で2番目の高水準となっている。背景にあるのは、激化する人材獲得競争だ。
各種調査によると、学生側も就職先選びにおいて「給与・待遇」を重視する傾向が強いことから、企業は「人への投資」を加速させている。
しかし、急激な引き上げは組織にひずみを生む可能性もある。新卒の給与が中堅社員の給与に追いつき、場合によっては追い越してしまう「賃金逆転現象」だ。初任給を大幅に上げた企業は、このリスクにどう対処しているのか。各社の戦略や報酬体系の見直しによる効果を聞いた。
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「年収700万円」の人が住んでいるところ データを分析して分かってきたCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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