さらに、新聞、雑誌、チャット、電話、書籍、講演など、どの媒体が会話や文章で使われるかも、言葉の選択に影響します。
例えば、何かを主張する文章を書くときに、新聞に載せることを前提とした場合と、チャットで伝えるのを前提とした場合とでは、書き方が大きく変わってきます。
媒体の種類としては、新聞、雑誌、書籍などの「印刷媒体」、テレビやラジオなどの「放送媒体」、WebページやSNSなどの「デジタルメディア」、電車の広告などの「アウトドアメディア」などさまざまあります。
なお、媒体の選択によって、使用される語彙や会話・文章の構成も変わってきます。
例えば、新聞では、重要な情報を記事の冒頭に持ってきて、具体的情報などは後に記載される傾向があります。また、多くの場合、記事に文字数の制限があるため、簡潔に情報を伝えるために、冗長な書き方は避けられる傾向にあります。
ジャンルの選択肢には、物語、報告文、説明文、論説文、事務文書などがあります。それぞれのジャンルには、特有の言葉の選択の仕方と構造があると考えられています。
例えば、いつもそうとは限りませんが、日本語の論説文(何かを主張するための文章)では、読み手が文章を読み終えたときに、書き手の主張に共感してもらえるように、最初から主張を提示するのでなく、論拠となる出来事を積み上げて、最終的に読み手が書き手の主張にたどり着くように、工夫してテキストを構成するような場合もあります。
では、プロンプトに様式の選択を含めることで、生成AIの表現力をどう引き出せるのかを見てみましょう。
ここでは、形式の選択に関する記述をプロンプトに含めてみましょう。表などは見た目でも分かりやすいので、形式の選択による生成AIの回答の変化が確認しやすい例です。
表形式を使って、カレーの隠し味として使用できる食材にどんなものがあるか、その食材を加えると、カレーの味がどうなるのかを、回答してもらいます。
#質問:カレーに隠し味として入れる食材にはどのようなものがありますか。
#様式の選択:表形式で回答してください。列には、食材、カレーの味への影響を含めてください。
すると、生成AIは指定された「食材」と「カレーの味への影響」という列を持つ表を使って、回答してくれます。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング