第1号店に熊谷のニットーモールを選んだ理由も、データに基づいている。ドンキ利用者の移動データを分析すると、商業施設を利用する層は、ロードサイドにあるドンキにはあまり足を運んでいないことが判明した。こうした層にドンキとの接点をつくる狙いもある。
スーパー「ヤオコー」やドラッグストア「マツモトキヨシ」といったテナントが同フロアに位置するニットーモール店は、狙いとする30〜50代女性が回遊する、まさに「日常の動線上」にあったというわけだ。
オープンから約1カ月。購買点数は想定以上に伸び、客単価は計画比130%を記録。客層も狙い通り30〜50代女性が65%以上を占めるなど、滑り出しは「合格点」(竹田氏)だという。
今後は「どんな立地でも30〜50代女性の需要を獲得することを目指す」と竹田氏が意気込むように、多層階の商業施設やスーパーのない環境、都心部といった異なる立地条件でも利益を出せるか検証を進めた上で、5〜10年スパンでの全国展開を目指すという。
物価高が続く日本において、消費者の「節約」と「潤い」を同時に満たそうとするPPIHの新業態。どこまで通用するか注目だ。
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