「会社の飲み会が不人気だから、ランチ会に」は短絡的!? 社長が見落としがちな、本質的な課題(3/5 ページ)

» 2026年01月30日 05時00分 公開
[岩崎剛幸ITmedia]

忘年会や新年会を開催する企業は減少傾向

 東京商工リサーチが2025年10月に実施した調査では、2025年度中に忘・新年会を実施する予定と回答した企業は57.8%(前年59.6%)と、前年から2ポイント低下。コロナ禍以来、初めて減少に転じました。

 コロナ禍前の2019年度には8割近い企業が実施していたことを考えると、飲み会の実施数自体が大きく減少していることが分かります。

忘・新年会実施率の推移(出典:東京商工リサーチの調査)

 このアンケートの中で、「コロナ禍前は(忘・新年会を)実施していたが、今回は実施しない企業」と回答した企業に理由を聞くと、「開催ニーズが高くないため」(67.3%)が最多、次いで「参加に抵抗感を示す従業員が増えたため」(41.3%)となりました。明らかに、会社の飲み会に参加することを望まない社員が増えていることが分かります。

 社員側に意見を聞いたアンケートもあります。

飲みニケーションの効果についてのアンケート結果(出典:MERYのプレスリリース)

 MERYが行ったZ世代向けの調査によると、「『飲みニケーション』が職場の人間関係やコミュニケーションに効果的だと思うか」という質問に対し、「全くそうは思わない」は3割以上。「あまりそう思わない」と合わせると、半数以上が否定的という結果でした。

 ただ、これを別の調査で見てみると、正反対の結果が出ています。無限ミートケータリングが行った意識調査では、20代の約7割が飲み会への参加に前向きという結果に。一方で、50代の約6割が「飲み会参加に消極的」と回答しました。

 理由として最も多かったのは「気を使う、気疲れする」(82.0%)という意見でした。これは20代(45.0%)と比べて37ポイントも高く、「ハラスメントリスクへの過剰適応」や「若手を楽しませなければならないというプレッシャー」などが理由として挙がっていました。

 今はベテラン社員も、飲みニケーションを避ける時代になり始めているようです。

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