伊藤園の社内ベンチャーとして事業を立ち上げたことで、メリットも多かった。特に年配の客には「この香水、実は伊藤園なんです」と伝えると、知っている企業の安心感から購入につながるケースもあるという。
香水を開発するための香料会社についても、伊藤園の既存ネットワークを生かして選定した。ポップアップを百貨店などに出店する際にも、大企業のブランドであることが信用力につながった。
一方で、社内ベンチャーならではの難しさもある。新しい取り組みを進める際には社内の承認プロセスを経る必要があり、一般的なベンチャー企業のようにすぐに意思決定できない場面もあるという。
最近では、社内の若い女性社員が自ら手を挙げ、ポップアップの販売を手伝うケースも増えてきた。向田氏は「伊藤園は男性の社員が多いので、若い女性社員の光になったらいいなと思っています」と話す。
今後については「もっと認知を広げていきたい」と語る。「ジャスミンのファンは多いので、そうした方々の声を聞きながら、企業が一方的に発信するブランドではなく、お客さまと一緒に作っていくブランドにしたい」と意気込んだ。
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