ファミリーマートは6月9日から、東北地方と新潟県の約1300店舗で、おむすびや弁当などを配送する「定温便」を、従来の1日3便から2便体制に変更する。物流効率化や環境負荷低減が目的だ。
背景には、米飯商品の消費期限延長がある。同社は製造工程を見直し、時間がたってもご飯が硬くなりにくい独自の炊飯技術を開発。おむすび、弁当、すしなどの約70品目について、2025年3月発売分から消費期限を2時間延長した。これにより配送回数を減らせるようになった。
ファミマは既に、2025年9月から北陸地方の約550店舗で先行して2便化を導入している。積載効率の改善や配送車両の走行距離削減によるCO2排出量削減、米飯工場の生産性向上などの効果があったという。
今回、北陸地方で展開していた「冷凍おむすび」と「冷凍弁当」の販売エリアを、東北地方と新潟県にも拡大する。
冷凍おむすびは「焼しゃけ」「南高梅」「真昆布」の3種類を用意する。価格は198円で、通常のおむすびと同程度。消費期限は210日間と通常のおむすびよりも長いため、店舗で在庫を持ちやすく、欠品や食品ロス削減にもつなげる。
ファミマは、自宅の冷凍庫でのストック需要や、高齢者など頻繁に来店しにくい層の需要を見込む。北陸地方での販売では、50代以上の購入が多かったという。
冷凍弁当は「特製デミグラスソースのデミオムライス」「ピリ辛!メキシカン風プレート」(いずれも560円)、「トマト香るナポリタン&海老ピラフ風」(538円)、「ごろっと満足 炒飯&唐揚げ」(570円)を販売する。
ファミマの広報担当者は「冷凍弁当は会計後に店舗スタッフが温めるため、すぐに食べることができる。幅広い層に購入いただいている」とコメントした。
同社は、2026年秋頃をめどに、さらに販売エリアを拡大する予定だ。
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