「並んでも買えない」「30分で完売」 なぜ、ミスド「もっちゅりん」はここまで大ブームになったのか?長浜淳之介のトレンドアンテナ(4/7 ページ)

» 2026年09月03日 15時00分 公開
[長浜淳之介ITmedia]

他社のドーナツも負けてはいない

 現在の第5次ドーナツブームは、日本オリジナルの新しいドーナツが次々と生まれている時期だと言えるかもしれない。有名どころでは、丸亀製麺が開発した、うどんをペースト状にして生地に練り込み、もちもち食感を実現した「うどーなつ」などが挙げられる。

 柔らかさが特徴の、いわゆる生ドーナツを最初にヒットさせたのは、2020年にオープンした東京・池袋の「ラシーヌ ブレッド&サラダ」だろう。同店の系列店が販売した、ブリオッシュ生地を使った口どけの良いドーナツは、今日の生ドーナツブームの起点になったと言われている。

ラシーヌ青山のフジカワレモン(右下)、チョコファッション(左下)、他人気商品(筆者撮影)

 また、ブリオッシュ生地を使ったドーナツを生ドーナツとして打ち出したのが、福岡のベーカリー「アマムダコタン」だ。ブリオッシュ生地を揚げたところ口どけが良く、半熟のような食感が生まれたことが開発のきっかけだった。この生ドーナツをより多くの人に届けようと、2022年には東京・中目黒にドーナツ専門店「アイムドーナツ?」をオープン。長蛇の列ができる人気店となった。

アイムドーナツ?の生ドーナツ(筆者撮影)

 これらのドーナツ店が切り開いた口どけの良い「生食感」をはじめ、近年は米粉などの日本らしい素材や、独特の食感を生かしたドーナツが次々と登場している。

 もっちゅりんもこうした新しいドーナツの潮流から少なからず影響を受けているだろう。その上で、ミスタードーナツならではの「もちもち」をさらに進化させ、多くの人がリピートしたくなる画期的な商品を生み出したのだ。

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