価格高騰を背景に、中古品を選ぶユーザーも増えている。コンサルティング事業などを手掛けるMM総研(東京都港区)によると、2025年度における中古スマホの販売台数は360万7000台で、前年度から12.4%増加した。新品スマホの出荷台数は3132万8000台で、新品と中古を合わせた販売台数に占める中古スマホの割合は10.3%だった。
中古スマホの販売台数は、コロナ禍以前には200万台を下回っていた。MM総研は今後も市場が拡大するとみており、2029年度には500万台を突破し、中古比率は15%を超えると推測している。
古いスマホの買い替えや子ども用、従業員用のスマホの購入で、中古品を選ぶ人が増えている。グレードにもよるが、5年前のiPhoneであれば、発売時の価格の6割程度で中古品を購入できる。
前述の通り、以前は「1円スマホ」によって、額面上は1円で新品スマホを購入できた。だが現在は、割り引きの上限が4万円に設定されている。安い新品iPhoneを購入できなくなったことで、消費者が中古品に流れた。
「2nd STREET」などの買い取り販売店のほか、大手キャリアも消費者を獲得する目的で中古品を販売している。中古品市場では、需要と供給の両面において新品価格が高いiPhoneが主流だ。あえて中古のAndroidを購入する層は少ない。
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