この記事は、書籍『頭のいい人がやっている「じぶんAI」構築術』(熊谷基継/クロスメディア・パブリッシング)に、編集を加えて転載したものです。なお、文中の内容・肩書などは全て出版当時のものです。
AIを仕事で活用できていない人の多くがつまずくポイントは「プロンプト(指示文)が適切ではない」という点です。
プロンプトは、いわばAIに渡す指示書です。プロンプトの質は、料理で言えば「レシピ」、建築で言えば「設計図」。どれだけ性能の高いAIを使っても、レシピがあいまいなら料理はおいしくなりませんし、設計が適当なら家は傾いてしまいます。
AIもまったく同じで、プロンプトが雑だと、結果も雑になるという単純で絶対的な法則があります。
「AIの回答がいまいち」と感じたら、まずAIの性能を疑う前に、自分のプロンプトを見直してみてください。実は、AIがうまく使えない原因のほとんどは、この指示書の質にあります。
あらためてお伝えすると、うまくプロンプトが書けていないときは、こういったケースが多いといえます。
(1)条件が足りていない
「良くして」と言われても、何を改善するべきか分かりません。
(2)文脈が欠けている
誰向けなのか、どんな場面で使うのかで答えは大きく変わります。
(3)目的が不明確
何のための文章かがあいまいだと、AIは焦点を定められません。
(4)完成形がイメージできていない
「箇条書きで」「200文字」「A4縦1枚」などがないと方向違いの結果になります。
いかがでしょうか。思い当たるものが1つでもあれば、改善のチャンスです。この4つは、どれも特別なスキルがなくても意識するだけで直せるものばかりです。
プロンプトを書く前に、この4つがそろっているかをチェックする習慣をつけるだけでも、大きな一歩になるのです。
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