こうした変化について、ピクスタは「定年後に老後の生活を始めるのが一般的だった時代から、現在は定年後も仕事や趣味を通じて社会と関わり続ける時代になったことが背景にある」という。
企業にとっても、これは単なる写真の流行ではない。これまでシニア向けの商品やサービスでは、「夫婦」「家族」「旅行」「介護」といった分かりやすいテーマから人物像を設定するケースが少なくなかった。しかし、仕事を続ける人もいれば、学び直す人、スポーツを楽しむ人、一人の時間を大切にする人もいる。
ピクスタは「そもそも『シニア』というひとつのくくりで捉えること自体が、昔のようには機能しなくなってきている。ライフスタイルも必要なものも多様化している以上、マーケティングの手法も一様ではなく、多様化させていく必要がある」と指摘する。
20年間で変わったのは、写真そのものだけではない。企業やメディアが「シニアとはどんな人か」を捉える視点も、変わりつつあるようだ。
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