だが、地方ではそうした恩恵は乏しく、顧客の高齢化や人口減少、中心市街地の空洞化も進む。ECサイトやショッピングセンター(SC)との激しい競争にもさらされている。経済産業省によると、国内の消費者向けECの市場規模は2024年に約26.1兆円と、百貨店売上高とはけた違いの大きさだ。
UBS証券の風早隆弘シニアアナリストは「百貨店が100店舗に減ったとしても、少ないとは思わない時代がやってくるのかもしれない」と淘汰(とうた)が進む可能性を予期する。さらに、百貨店ならではのブランド力や接客力を伸ばしていけば「選別が進む中でいい百貨店がより稼げる環境になっていくだろう」との見通しを示した。(柳原一哉)
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