20階に行くと「FIELD 20」という多目的スペースを発見した。ひな壇のような椅子もあり、日常の打ち合わせや組織を横断した集会を行う。直近ではエンジニアが集まり、グループごとに手を動かすハッカソンのようなイベントを開催したことがあったという。
その近くには「ウェルネスルーム」があり、佐藤氏がデザインした、座るだけでストレッチができるさまざまな形の椅子が並ぶ。ウオーキングデスクも設置し、体を動かしながら仕事ができる。
ここまで室内を歩いて感じたのは、仕切りがほぼないことだ。例えば、フィールド20と別のスペースの間のデザインを意図的に変えることで、仕切りがなくても別の空間に感じるように工夫されていた。1フロアの面積が広いので、仕切りがないことで、より一層開放感が感じられる設計となっている。
印象的だったのは、靴を脱いで寝そべられる「POOL LOUNGE」だ。著者は今までさまざまなオフィスを訪れたが、こうしたスペースは見たことがなかった。椅子やベンチはあえて設置せずにクッションだけ置き、取材中には仮眠を取る従業員の姿もみられた。
「自宅で仕事をしていると、疲れたらちょっとソファに横になることがありますよね。そういったスペースは通常、オフィスにはありません。『じゃあ作っちゃえ』という感じで作りました。外の世界と隔離された空間に、ごろ寝でゆっくり休んでもらう。10〜15分寝るとその後集中力が上がる、パワーナップを実践してもらえれば」(佐藤氏)
POOL LOUNGEのすぐ隣は、一転して業務に集中できる「STUDY ROOM」エリア。半個室のブースが立ち並び、これは社内システムから予約することで利用できる。
このフロアには、育児休暇から復帰した女性従業員が搾乳などを行えるマザーズルームや、外国人従業員向けのお祈りできるスペースを用意した。マッサージ師が常駐するマッサージルームもあった。
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