今回のソースネクストの流出規模は、国内のサイバーインシデント史上でも極めて深刻な位置付けとなる。
TSRが公表している歴代個人情報漏えい事故(2012年以降)のデータに照らし合わせると、ベネッセコーポレーションの約3504万件に次ぎ、2013年5月のヤフー(2200万件)や2020年12月のPayPay(2007万件)を抜いて「歴代2位」にランクインする規模だ。
2026年は大規模な情報漏えいが続出する異常事態が続いている。TSRの集計によると、上場企業や、その子会社による100万件以上の漏えい事故は、10月5日時点ですでに10件に達した。これは2025年の年間(6件)の1.6倍超に当たり、過去最悪のペースで被害が拡大している。
これまで2026年で最大だったKDDI(ISP向けメールシステムへの不正アクセスで1223万1954件流出)を筆頭に、物語コーポレーションが運営する「焼肉きんぐ」公式アプリ(約1080万件)、タイムズモビリティの「タイムズカー」(約660万件)、イエローハット(子会社と本体で計約498万件)など、1000万件前後の大規模被害が頻発している。10月15日にもバーガーキングを展開するビーケー・ジャパンが約1118万件の漏えいを公表したばかりだ。
アサヒ・アスクルを襲った「PC1台の死角」 日本HPが説くセキュリティ投資の真意
「アルカディア」不正アクセス、兵庫県内の自治体でも被害
「アサヒ・ニチレイの惨劇」はどう防げた? 米HP幹部が語る“ネット遮断AI”と日本攻略
不正アクセス、9月末で600件に 専門家「スキルがない人でもAIで攻撃を自動化できる」
日本を守るには「国産AIが必須」──NEC社長、サイバーセキュリティ事業強化を熱弁
時価総額10兆円も視野 NEC社長に聞く「AIとセキュリティ」で目指す「次の5年」Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング