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なぜ「半導体の供給はデータセンター優先」に見えるのか AIブームの実像、東京エレクトロン デバイス幹部が明かす(2/2 ページ)

» 2026年10月30日 12時00分 公開
[荒岡瑛一郎,ITmedia]
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「半導体の需給ひっ迫」の内訳は

――半導体の需給ひっ迫状況は、コロナ禍と比較して変化したか。

長谷川氏 コロナ禍と比較しても「モノ不足」という意味では変わらない。しかし、半導体の不足よりも、半導体を実装する土台となる「プリント基板」の需要が高まっている。顧客側では、半導体も長納期化しているが、基板の調達を重視している状況だ。

――AIサーバ、AIデータセンター向けに優先的に供給され、それ以外の用途向けでは需給がひっ迫していると感じる電子デバイス製品はあるか。

長谷川氏 AIサーバ、AIデータセンター向けに優先的に供給することは、基本的にない。まとまった数量を先行して手配する買い方のため、そちらの方が優先されているように見えるのではないか。

 (メーカーは需要を見越して生産設備を増やしているが)先行投資して製造ラインを増設する際は、高価な最先端プロセスの半導体製品を作れる環境を用意することが多い。従来の古い製品は、製造キャパシティーを増やさない場合が確かにある。それが、納期の長期化を生んでいる可能性がある。

 私たちはお客さまと相談しながら、かなり先行して物を手配しているため、不足するような事態は起きていない。確かに長納期化しているが、何とかお客さまの製造ラインを止めないよう供給している。

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