ICT市場調査を行うMM総研(東京都港区)の調査によると、国内で2026年1〜9月に初報があったサイバー攻撃による情報漏えい事案は454件で、前年同期の304件から49%増だった。特に従業員300人以下の企業では、事案数が前年同期の約2倍になっており、増加が目立つ。サイバー攻撃は、もはや大企業だけの問題ではなくなっている。
サイバー攻撃による情報漏えい事案数を月別に見ると、2026年8月は71件となり、5年間で最も多い月となった。9月も暫定値で68件と、高い水準が続いている。
被害の起点(原因)をみると、各年1〜9月期の比較において「ランサムウェア」は2022年の33件から2024年に79件へ倍増し、2025年に81件、2026年に88件と高水準が続いている。
2026年に大きく増えたのは「フィッシング起点」「不正ログイン・アカウント乗っ取り」だ。2022年の同期間と比較して、フィッシング起点は約9倍に、不正ログイン・アカウント乗っ取りも約1.6倍に増えた。また、VPN機器やCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)のプラグインなどの脆弱(ぜいじゃく)性を突いた事案も、前年同期の30件から48件に増えている。
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