「一般販売にあたりリリースを出した際、思っていた以上の反響があったのが最初の肌感です。そこからSNSでお客さまの投稿が増え、サイトへのアクセスも増えていきました」と森谷氏。
その後も同社ではオウンドメディアなどで商品の情報発信を増やし、購入を検討する人が必要な情報を得られるように発信内容の充実を図ってきた。
ただ、認知拡大に最も貢献したのは企業側の宣伝ではなく、顧客自身の投稿だった。約300グラムの大きさ、味への評価、かつて社員しか購入できなかったという特別感。これらがSNSとの相性の良さにつながったと分析している。特に初期の反響が大きかったのはXだ。現在もリーチは大きく、こうした認知の広がりは、商品の売れ行きにもつながっているようだ。
具体的な販売数量や売上高、計画比は非公表だが、販売ベースのスピード感やリピーター増加の手応えも持っている。今後はInstagramやリール動画などにも力を入れていく。
従来の購入層にも変化が見られた。百貨店を主要な販路とするヨックモックは比較的年齢層の高い顧客が多いというが、エクセレント ミルクチョコレートは青山本店と公式オンラインショップに限られており、やや若い世代にも購入が広がっていると分析する。
2026年の販売価格は税込1998円。青山本店では11月1日から、公式オンラインショップでは11月13日から販売し、いずれも2027年2月28日までの期間限定商品として展開する。
エクセレント ミルクチョコレートは需要の見込みを立て、賞味期限や出荷時期を踏まえて生産量を調整している。本商品のために生産ラインを増やしたり、完売後に追加生産を行ったりはせず、当初の計画に沿った供給を基本としてきた。
これほど人気ならば取り扱い店舗を増やし、販売数量を拡大する方法も考えられるが「大事に育てていきたい商品なので、どれくらいのお客さまに届けていくかは、今まさに考えているところです」と森谷氏は話す。
同社では毎年エクセレント ミルクチョコレートの販売数量や顧客の反応を振り返り、商品の改善にもつなげている。2026年はパッケージとチョコレート本体のデザインを刷新。シンプルなパッケージから、青山本店の青いタイルをモチーフにしたデザインを採用。チョコレートにはヨックモックのシンボルフラワーのハナミズキをあしらっている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング