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コンビニで「食品ロス」が絶対になくならない理由:コンビニ探偵! 調査報告書(2/4 ページ)
ココイチのビーフカツ横流し問題を受け、食品廃棄に関するニュースが増えてきたように思う。毎日のように食品を廃棄しているコンビニ関係者にとっても気になるところだろう。今回は、コンビニの食品廃棄の現状とその問題点について考察したい。
ここで、コンビニの「廃棄食品再販」の可能性を考えてみよう。多くのコンビニでは毎日、売価で1〜2万円の食品が廃棄されている。このほとんどが弁当やおにぎり、サンドイッチなど消費期限が短い商品だ。
問題なのは、これらが廃棄される時点では「まだ食べられる」ということだ。あくまで可能性の話だが、コンビニが回収業者と結託して廃棄商品を格安で販売することも不可能ではない。
ただ、おにぎりや弁当を再販する可能性は限りなくゼロだ。消費期限が明記されているので、廃棄する商品をパックしなおして再販するとしても、消費期限のシールやパッケージ用のラップを入手しなければならないため、現実的な話ではない。
では、店内で製造しているファストフーズ関連の商品はどうかというと、これも再販の可能性は低い。正直、廃棄直前のファストフーズはマズくて食えたものではないからだ。「もったいないから」といってマズイ商品を売ればたちまち悪い評判が広まり、客足も減り売り上げが落ちることは容易に想像できる。コンビニで取り扱っている中でも、ファストフーズは比較的利益率が高い商品だ。その売り上げを落とすようなことは、賢明な経営者であればまずやらないだろう。
このことから、コンビニでは期限切れの食品を再販している可能性は低いと言える。
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