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海外で「児童婚」が問題に、日本はどうする?:世界を読み解くニュース・サロン(2/4 ページ)
最近、海外のメディアで「児童婚」のニュースをよく目にする。未成年者の結婚が問題になっていて、結婚年齢を引き上げる国が増えてきている。こうした動きに対して、日本はどうするのか。
全米規模で「児童婚」の問題が広がっている
米国と聞いて意外に思う人は多いだろう。だが最近、こんなニュースが米国で報じられた。
米フロリダ州議会上院の委員会は18年1月11日、児童婚を禁止する法案を全会一致で可決した。間もなく上院全体の投票を経て、法案は成立する運びとなる。
なぜウォルト・ディズニー・ワールドやユニバーサル・スタジオ、シーワールドなど子どもたちが目を輝かせるようなテーマパークが数多くあることで知られるフロリダ州で、児童婚を禁止しなければいけないのか。
フロリダ州では結婚年齢を16歳以上としているが、妊娠している場合は年齢制限がない。つまり、少女を妊娠させれば児童婚が法的に認められているのだ。10年から16年、フロリダ州で16歳から18歳までに結婚した子どもの数は3161人で、そのうち16歳以下の数は72人にも上る。結婚相手が倍以上の年齢だったケースも少なくなかったという。
17年には中米グアテマラ出身でフロリダ州に住む男性(31)が25歳のときに当時13歳の少女と結婚していたことで告発されたニュースがあったばかりだった。保護者からの指示で結婚したこの少女は、14歳で子どもを産んでいた。このニュースが最近大きく報じられて、フロリダで一気に法改正が進んでいるのだ。
ただ、この児童婚の問題はフロリダ州だけでなく、全米規模であるとして話題になっている。
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